ゲド戦記 + professional
2007年 09月 22日
今日は『宮崎駿』 と 『職』 について何か書こうと思う。
さてさて、
最近、スタジオジブリの『ゲド戦記』を拝見しまして。
詳しい内容は見ればいいし、感想も個々それぞれだろうから、
今回は搾って記しよう。
まず、簡潔に感想を述べるなら、「つまらなかった。」の一言に尽きる。
ストーリー、キャラクター設定、バックグラウンド、オチ、音楽、声優・・・etc。
原因を挙げればキリがなか。
ので、「アニメーション」 と 「演出」 という二点に搾って説明したい。
話しは変わるが、
料理屋で、
メチャクチャ美味しい飯が、メチャクチャ良いタイミングで、メチャクチャ綺麗な盛り付けで。
テーブルに出てきたらどうだろうか。
きっと、魅かれるだろう。
もし、全てが整った中で、肝心の飯がまずかったら?
もし、腹いっぱいになった状態で、メインデッシュが出てきたら?
ゲド戦記にいえるのは正にその様なところだろ。
コンセプト・テーマは面白い。
共感 や 考えさせられる部分はいくつか存在する。
しかし、肝心のアニメーションがズタボロ。(特に、終盤)
ジブリからの映画作品として世の中に排出するには完成度が低すぎる様だ。
俺の大好きな、『もののけ姫』と比べれば一目瞭然だろ。
例えば、
せっかくのカッコいいキャラも、馬とのバランスが悪ければ、非常にかっこ悪い。
例えば、
せっかくの重要度の高い場面も、それまでがゼロなら昇ってもゼロだ。
そして、
最も気になる点が、
アニメとは、「バックの動かない背景」 と 「動くアニメーション」から出来ている。 と思うが。
その境界線が曖昧になればなるほど、完成度の高いアニメだと思う。
もののけ姫はその境界が極めて曖昧な作品だ。 と思う。
ゲド戦記は極めてハッキリしたアニメだ。
次に動く背景がわかるから、次の展開もわかる。
アニメーションのプロとしては最低レベルの心使いではないだろうか。 と思う。
どうやら、『ゲド戦記』 は宮崎駿の長男、宮崎五郎の初監督作品の様だ。
何も全否定しているわけではない。
ただ、アニメ作品として。 ジブリ作品として。
その他の作品のクオリティーに到底及ぶものではない。 と言いたい。 わけだ。
もののけ姫を見てみよう。
話しの内容、キャラ、演出・・・などは置いて見ても。
1カット毎のアニメーションだけで、感動し楽しめるじゃないか。
そう、どんなに、
雰囲気が良くて、接客が良くて、気配りが良い料理屋でも、
飯が不味けりゃ、話しにならんわけだ。
だから、
アニメを作る上で、
どんなにリーダーシップが優れていても、発想が突き抜けていても、
アニメーションを最高値まで上げれなければ、結局は、努力も無駄。
ゲド戦記になくて、もののけ姫にあるもの。
一枚一枚のアニメに賭けた、プライドとこだわり。
アニメーターとしての日本屈指のプロフェッショナルが、宮崎駿にはある。 気がした。
最後に、ゲド戦記に関して、「スタジオジブリにしては・・・」という言葉を付け足しておこう。
話しが長くなった。
続きは、そのうち書く。
もののけ姫
ゲド戦記
さてさて、
最近、スタジオジブリの『ゲド戦記』を拝見しまして。
詳しい内容は見ればいいし、感想も個々それぞれだろうから、
今回は搾って記しよう。
まず、簡潔に感想を述べるなら、「つまらなかった。」の一言に尽きる。
ストーリー、キャラクター設定、バックグラウンド、オチ、音楽、声優・・・etc。
原因を挙げればキリがなか。
ので、「アニメーション」 と 「演出」 という二点に搾って説明したい。
話しは変わるが、
料理屋で、
メチャクチャ美味しい飯が、メチャクチャ良いタイミングで、メチャクチャ綺麗な盛り付けで。
テーブルに出てきたらどうだろうか。
きっと、魅かれるだろう。
もし、全てが整った中で、肝心の飯がまずかったら?
もし、腹いっぱいになった状態で、メインデッシュが出てきたら?
ゲド戦記にいえるのは正にその様なところだろ。
コンセプト・テーマは面白い。
共感 や 考えさせられる部分はいくつか存在する。
しかし、肝心のアニメーションがズタボロ。(特に、終盤)
ジブリからの映画作品として世の中に排出するには完成度が低すぎる様だ。
俺の大好きな、『もののけ姫』と比べれば一目瞭然だろ。
例えば、
せっかくのカッコいいキャラも、馬とのバランスが悪ければ、非常にかっこ悪い。
例えば、
せっかくの重要度の高い場面も、それまでがゼロなら昇ってもゼロだ。
そして、
最も気になる点が、
アニメとは、「バックの動かない背景」 と 「動くアニメーション」から出来ている。 と思うが。
その境界線が曖昧になればなるほど、完成度の高いアニメだと思う。
もののけ姫はその境界が極めて曖昧な作品だ。 と思う。
ゲド戦記は極めてハッキリしたアニメだ。
次に動く背景がわかるから、次の展開もわかる。
アニメーションのプロとしては最低レベルの心使いではないだろうか。 と思う。
どうやら、『ゲド戦記』 は宮崎駿の長男、宮崎五郎の初監督作品の様だ。
何も全否定しているわけではない。
ただ、アニメ作品として。 ジブリ作品として。
その他の作品のクオリティーに到底及ぶものではない。 と言いたい。 わけだ。
もののけ姫を見てみよう。
話しの内容、キャラ、演出・・・などは置いて見ても。
1カット毎のアニメーションだけで、感動し楽しめるじゃないか。
そう、どんなに、
雰囲気が良くて、接客が良くて、気配りが良い料理屋でも、
飯が不味けりゃ、話しにならんわけだ。
だから、
アニメを作る上で、
どんなにリーダーシップが優れていても、発想が突き抜けていても、
アニメーションを最高値まで上げれなければ、結局は、努力も無駄。
ゲド戦記になくて、もののけ姫にあるもの。
一枚一枚のアニメに賭けた、プライドとこだわり。
アニメーターとしての日本屈指のプロフェッショナルが、宮崎駿にはある。 気がした。
最後に、ゲド戦記に関して、「スタジオジブリにしては・・・」という言葉を付け足しておこう。
話しが長くなった。
続きは、そのうち書く。
もののけ姫
ゲド戦記
by kodomoking
| 2007-09-22 07:10
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