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半端な言葉を書き殴る。


by kodomoking
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政策の正当性 + Mark Izu

勘違いしやすいのが、政策の善し悪しのみで全てが決まるという思い込み。

もちろん、国家であれ、企業であれ、チームであれ、取り巻く環境と、立ち居地と、方向性を吟味した上で、最善の政策が必要になるが。
曖昧にされているのは、その連動性ともいえる、「説得」の部分という気がしてならない。

例えば、
究極の顧客志向を突き詰め、完成させたとして。
チームでその方法を実践。
その変化にチームがついていけないならば、お客は離れるが必然だ。
下手をすると、「お客よりも、自分等の政策の方が大事か!」などと思われかねない。


どれほど料理人が気を使い、良い皿・良い味・良い盛り付けを意識したところで、
接客のアルバイトが適当に運び、雑に置けば、それは全て無意味。
洗い物のアルバイトが頻繁に皿を割るくらいならば、プラスチック製のお皿の方がましだ。




このことを感じたのは、「ゆとり教育」に関する報道だ。

ゆとり教育に関して然程、考えたこともなく、それが正しいことかも判別できないが。
実施され、様々な意見が交わされ、最終的に見直しされている。
このことに関して、一番思うことが。

「一体、どれほどの教育関係者がこの政策の意図を理解し、積極的に行動していたのか」
また「どれほどの説得力を持って、現場の人間に理解を得る努力をしたか」


政策の有無よりも、思いを伝え広めることの方が余程、重要度が高いと感じる。

リーダーが何かを考えても、個々の向きがバラバラでは、リーダー不在に等しい。





-Today Album-

Threading Time -Mark Izu
政策の正当性 + Mark Izu_b0117667_23411848.jpg

高度にそして崇高に洗礼された文化同士は、音楽の中では互いを高めあい、有機的に融合する。バベルによって、言語は分断され、争いの絶えない世の中にも、共有できるツールは存在する。お互いの敬意と純粋な愛情無くしては生れない、傑作。
by kodomoking | 2008-04-07 23:42 | Jazz